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【丁寧なデザイン・その2】プロのデザイナーが本当に使っているペン!
今回はデザイナーがスケッチを描くときのペンの紹介です。
最近はタブレットに直接描くこともあるようですがやはり基本は紙に描くことです。
まずはペン選びのポイントをご紹介しましょう。
ペン選びのポイント
- デザイナーが描くアイデアスケッチの場合、文字などを書くときと違いかなりのスピードで描くのでかすれないこと《早く描いてかすれるようなペンはそもそもスケッチには向いていません。また、かといって滲みすぎるインクもダメです》
- 筆圧の強弱が描く線の強弱と連動していること《この線の強弱が描き手の思いを伝えることに繋がります。また、スケッチの立体感にもなります》
- 適度な滑らかさ。滑りすぎずかつ滑らかにペン先が動くこと《これは普段使っている紙との相性が重要。ペンの種類によってペン先の材質(金属、樹脂、フェルトなど)はいろいろですがそれによって滑りも違います》
- 安価で文房具店で容易に手に入ること《いざという時に簡単に買えることも重要》
- 定番として長く製造し続けられていること《せっかく気に入って使っていても途中で販売中止になっては悲しいです。一過性のヒットで終わってしまうようななペンはNGです》
- 好みもありますがグリップ部の太さやペン本体のウエイトバランスなども重要。
さて、エンビジョンのデザイナーはどのようなペンを使っているのでしょうか。社内リサーチしてみました。
田代マネージャー:デジタルモデラーの横でサッ、サッと描いて指示を出してます。
彼が使っているのは、手前から uni PIN(三菱鉛筆)、0.3mmとかなり細いペン先のものを使用。
真ん中のものはpigment liner(ステッドラー)0.05とさらに細いです。(ちなみに女性の髪の毛の太さ 平均0.08mm by花王株式会社)
一番奥のものは同じステッドラーの芯ホルダー。図面を描くときにもよく使います。
宮崎デザイナー:最近はタブレットモニターでいきなり絵を描き始める人も多いようですが、やはり紙に描くスケッチは基本中の基本です。
彼が使っているのはまん丸い頭のキャラクターでもおなじみのBICボールペンです(BICといっても家電量販店ではないです)。
もとはフランスのメーカーですが、このオレンジボディーは1960年代から日本でも使われていたそうです。
どおりで私も子供の頃から見ていると思いました。
安井デザイナー:スケッチ描いているところ撮らせてと言ったら、いきなりのムチャぶりだったのか恥ずかしがりながら縦のふにゃふにゃ線を描いてくれました。
彼の場合、油性ボールペン、水性ペン(細)、水性ペン(中太)の三種類を使い分けているとのことでした。
私は最近、文字を書くことがほとんどですが、その文字を書くときに愛用しているのがこの三菱鉛筆のuni-ball Signoです。
いわゆるゲルインクってやつですが、インクがにじまずなめらかな書き心地が気に入っています。
これがなんと¥100。しかも替芯は¥80です。
どうでしたか、少しは参考になりましたか。どのような職業の方もプロとなれば道具にはこだわりたいもの。
皆さんもお気に入りの一本、長く付き合える一本を見つけてください。
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