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20152/25

意外と知らない、モノの成型法

111色相ぼけ

デザインディレクターの志満津です。

私も、もう何十年もプロダクトデザイン業界にいるのですが、いろいろな製品がどのように作られたのか意外と正確には知らないものです。

例えば、家電メーカーなどで材料が樹脂を中心とした製品開発をしているデザイナーは樹脂に関しては詳しくなりますが、金属成型の知識はあまり増えないでしょう。逆に金属製品を中心にデザインをしていると金属の成型法や表面処理などの知識は増えてきますが、樹脂の成型などに関してのノウハウはほとんど増えることはないでしょう。

かく言う、私もエンビジョンのDagaブランドの製品開発に携わることによっていろいろな金属の特性や精密板金のこと、表面処理のことなど、初めて知ることが多かったのです。今までの自分の知識が、いかに偏っていたかをあらためて認識することになりました。

そんなわけでほんの少しですが横浜テクニカルショーで見かけた「へら絞り」という古くから使われていながら、あまり知られていない成型法のことを紹介しましょう。

 

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まずはこの円盤状のアルミ製の板から成型を始めます。この板の厚みは2㎜くらいでしょうか。

 

333文字入り

円盤をこの機械にセットして回転させます。へらと呼ばれる金属棒で回転するアルミ板を金型におさえつけて形を作っていくわけです。金型の代わりに木型を使うこともあります。

 

444文字入り

画像に写っている鉄の棒がへらですが、実際には先端にローラーが付いていました。

 

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イメージとしてはろくろで回っている粘土を手で形作っていくのと同じですね。一見簡単そうに見えても熟練の技なくしては出来ないと思います。

 

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ほぼ形状が出来てきました。

 

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あとは機械から外せば、あっという間にコップ形状が出来上がり。1分たらずで左の円盤が右のコップになってしまいました。のばして成型するので全体的に厚みは薄くなるのですが、面白いことに縁にはそののばした金属が集まるので当初の板厚よりも厚くなるそうです。

 

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後ろから見た図。わきの力加減が大事なんでしょうか。

 

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わきや手先だけではなく、腰の力の入れ加減が重要です。小さなものでも全身で作るところが面白いです。直径の大きなものを製作するときは一度に3,4人で作ることもあるそうです。

 

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ほかにもいろいろなものがこの製法で作られています。右にあるものはしゃぶしゃぶ用鍋のように見えますが。。。多分違うと思います。

 

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これらも何に使われるものかわかりませんが、きれいに出来てます。

ロケットの先端や0系新幹線の先端の部品にもこの製造技術が使われていました。

 

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これは何だと思いますか?ジェットエンジンの先端!いえ、実は、よく高速道路などのトンネル天井部に換気用の大きなファンがついていますが、そのファンの先端部分だそうです。直径1.5メートルくらいだったでしょうか。

 

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この画像のようにへら絞りは人の手だけではなく機械で自動化されているものもあります。

プロダクトデザイナーもいろいろと勉強することが多いので、なかなかすべての成型法を知ることは難しいでしょうが、成型法を知ることによってデザインの新たな発想が生まれてくることもあると思います。また、そのことが職人や工場、メーカーと一緒にものを作っていくとこに繋がることになります。

これからもまだまだ日々勉強です。

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